【スペイン・泡】カヴァ・ドメネック・ブリュット

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記念すべき初ブドウ的投稿はスペインの発泡ワイン・カヴァです。
カヴァはフランスのシャンパーニュと同じ”瓶内二次発酵”と呼ばれる製法で作られているスパークリングワインです。
この製法は”トラディッショナル製法””シャンパーニュ製法”とも呼ばれています。
とても格式高そうな印象ですね。

でも実際はそうでもなく、カヴァはシャンパーニュよりかなりリーズナブルです。

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↑このコンビニでよく見かけるフレシネもカヴァです。楽天だと千円アンダーですね。
もちろん飲んだことがあります。結構おいしかったですよ(^^)

業務スーパーで買ったカヴァ

さて今回ご紹介のカヴァは業務スーパーで買いました。
上記のフレシネよりもっとリーズナブルで、780円当たりだったと思います。


「えっ、そんなに安くて大丈夫?」と思っちゃう価格ですが…
結論、まったく問題ありませんでした。

カヴァ・ドメネック

CAVA DOMENECH Brut(カヴァ・ドメネック・ブリュット)
産地:スペイン
ブドウ品種:未記載。カヴァなので【チャレッロ・マカベオ・パレリャーダ】のいずれかと思われます。
アルコール度数:11.5%

カヴァ・ドメネック表ラベル

”METODO TRADICIONAL”=トラディッショナル製法と書いてあります。
ベルリン・ワイントロフィー2022年の金賞メダルがついていますね。

カヴァ・ドメネック ななめ

※抜栓した直後にテイスティングすればよかったのですが、うっかり忘れていて少し時間が経った状態で写真を撮りました。そのため泡の具合が弱めに写っています。
黄色味がかったクリア。
発泡はしっかり。シュワシュワした泡が上がってきます。

カヴァ・ドメネック上から

レモンやリンゴのさわやかな香り。
香ばしいニュアンスは瓶内二次発酵の特徴だと思います。

口に含むと「なんて繊細な泡!」ではなく、見た目通りのシュワシュワしっかり泡感。
フレッシュな果実味とすっきりとした後味で、実にラフに飲めます。
もちろんシャンパーニュのような高級ワインとは全く系統が違います。
でも、コチラはコチラでいい顔しています。

日常的に飲めるスパークリング。抵抗感の無い価格帯なので、シチュエーションも選びません。
バーベキューやキャンプなんかに持参してもいいんじゃないでしょうか。グラスもこだわらなくて大丈夫!
ウチでも何回か買っていて、親しみを込めて”安カヴァ”と呼んでいます。
ちなみにこの日のメニューは

  • パエリア
  • ポテトサラダ
  • キャロットラペ
  • 近所のお肉屋さんの手羽先から揚げ

でした。スペイン料理に合わせたと思いきや、ラストでジャパンの定番食。
国を選ばないフレンドリーなスパークリングです(^^)

スパークリングワインの泡づくり

瓶内二次発酵のワインは一定期間、瓶の中で酵母と一緒に過ごします。
酵母が生み出した二酸化炭素が溶け込み、ワインの炭酸=発泡となります。そのためワインにイースト、トーストのような香ばしい風味が移ります。

炭酸を生み出した酵母(オリ)は、お仕事を終えた後に除去されています。
オリ引きとかデゴルジュマンとか言いますが、こんなのよく思いついたなぁと感じさせる手法です。
(瓶を少しずつ回転させながら逆さにし、オリを徐々に瓶の口に集める→瓶の口を凍らせるとオリの塊がポーンと出てくる)
オリを除去しないままだと、瓶の中で炭酸ガスが過剰に発生し、いずれ爆発してしまいます。

タンクで一気に炭酸を作り、ろ過によってオリを取り除くシャルマ製法(イタリアのスプマンテなど)や、ワインに直接炭酸ガスを吹き込む製法もあります。
後者はコンビニ等で見るお安めなワインに多いかなーと思います。成分表に「炭酸ガス」って書いてありますし。

懐かしのブドウ的試験

カヴァのレビューのつもりが、スパークリングワインの製法の話になってしまいました。
ブドウのバッジを獲得したのは数年前なのですが、自分でも意外なくらい覚えています。

当ブログのワインの基礎的知識は日本ソムリエ協会(J.S.A)が出しているソムリエ・ワインエキスパート試験の教本で暗記した内容が99%です。
ぶ厚い&文字小さめな教本で、全世界のワインについて網羅してあります。全部覚えられたらあなたも業界人!

そして2次試験のテイスティング対策では、こちらのワインテイスティングバイブルを参考にしました。

ブドウ品種ごとに実際のワインの色見や香りの特徴が示してあったり、テイスティングコメントに用いられる花や果物の特徴が書いてあったり。
写真が多く、表現もとても分かりやすいです。試験前は凝視しながらブラインドテイスティングの練習をしていました。

カヴァでもう1ネタ

カヴァでもう一つ。
結構過去の話ですが、某テレビ番組のブラインドテイスティング企画で、ドンペリニョン(ドンペリ)のロゼと間違われたのがコチラのカヴァ ロジャー・グラード・ロゼ・ブリュットです。

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ロジャー グラート カヴァ ロゼ ブリュット 750ml
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私は飲んだことがありません。ロゼがあんまり得意じゃないので…
しかし「飲んどかないと」と変な義務感があったので、白(って書くと違和感あるなぁ)を飲みました。美味しいスパークリングワインでした。
なお、ドンペリニョンも飲んだことがありません(笑)

しかしながらです。
今回のカヴァ・ドメネック・ブリュットのように千円アンダーのものでも十分楽しめました。
結局ワインって、自分がその時何を求めているか、に尽きると思います。

安カヴァ×手羽先から揚げは最高のマリアージュでした。
業務スーパーさん、また買いに行きます♪

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